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数百円でギターの発電効率を上げる方法

一般入門書の内容に対する行間的な "いまさら聞けないギター関連用語まとめ" での "Single Coil Pickup" の解説で「マイケル ファラデー発見の電磁誘導による発電で、ピックアップから鉄弦に磁場を送り磁石化し、その磁場の振動から発電。」と載せました。

  ((●)) ((●)) ((・)) ((・))
 
[Pickup ((磁力)) Pickup]
 <||=== Guitar Body ===||>

↑ が簡単なイメージだが、なぜ発電が可能かと言えば入出力の対称性や、力学と電力の対称性からで、入出力や時間の方向を逆にしても物理原理が成り立つ (例えば、レーダーと発信器の関係や、ヘッドホンをマイク接続に繋ぐと、マイク入力としても機能する) という事で、←なんだか難し話と思ったかも知れないが、
ファラデーは、導線に電気が流れた時、方位磁石が動く事を聞き、考察を廻らせた。
ならば逆に磁気を与えれば、電流が発生するのでは?→ 発電(電磁気力)。
電気が流れると方位磁石が動くなら、別の磁石を組み合わせれば導線が動くのでは?→ モーター
(電力 ⇄ 動力)。これらの原理の発見をした。

↑ の「Single Coil Pickup」の原理説明が本当なら、エレキギターの発電効率を上げれるのではないかとふと思い、↓ 実際にやってみた。
Pickupの磁石の磁力が鉄弦に伝わる。←なら各弦それぞれに強力磁石を増やせば良いんじゃね?

各弦対応の強力磁石 各弦対応の強力磁石

↑ の写真に、日常的でない銀色の◎が、沢山有ると思うがこれが強力磁石で、ブリッジとテールピースの間の6弦に針がくっついている。これを冷蔵庫に付いてそうな普通の磁石でやっても人が認識出来る程、音色は変わらない。
実際は、強力磁石が各弦に1つづつ有れば良く、それで変わった気がするのだが、しかしプラシーボ効果と区別がつかなくて、気のせいかな?ともなってしまう程度かもしれない。
なので、よく、新たなエフェクタを買った時にやる 0〜Full の両極端で試すというのをやってみた。

ただ私1人が「効果的だ!」と言っても、どの程度か? 本当なの? 等の疑問も出て来ると思うので、私はその効果や何をやったかを言わずに、友人のギターに付けて、やってみたら、「ノイズの騒がしいのが落ち着いた!」「音の輪郭がくっきりした!」等と言ってくれた。

ノイズというのはタマタマや衝撃等からの静電気や、他からの磁場などが発生源だが、これとピッキングによる発電との差が乏しい時にノイズが目立つ状態となる。両者の差が大きくなればノイズが目立たなくなる事に加え、弦の磁力と、ピックアップの磁力によって鉄弦の振動が、力学的に(力技で)まとまる事により音色の山がまとまる事によってと思われる。
これだと、サスティン等にも影響しそうだと思うかもしれないが、好みの音色になる様に強力磁石の個数を調節するので、必要以上に増やしすぎる事が良くないというだけで、白か黒ではなく丁度良い具合を探るので問題無い。(写真の例では明らかな付け過ぎだ。)

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重ねるが、磁石と聞いて真っ先に思い浮かべる様なありふれた磁石だと、認識出来る差は出てこない。
この事が、今回の事象がエレキギター業界で、広く様々な場所で言われてない理由かも知れないが、ひょっとしたら極一部では知られた事象なのかな?
私はこの事象を、ここ以外で記してある場所を知らないです。

こうして、プラシーボ効果ではない事に確信を得た後も、実験を重ねて分かった事がある。
「強力磁石をエレキギターの弦付近に1つずつ増やす度、音色の印象が重くなって行く」という事だ。
これにより、かなり自由に、出力源から、好み通りの音色に持って行けそうだ。

普通に、もとから弄ろうと思うと、ピックアップごとやコイルの巻き数を変えたり、コントロールポットやコンデンサーを変えるか、ナットの素材を変えるか等々が普通だろう。それに出力後にエフェクターで加工する訳でもない、もっと安く簡単で、原理的に素直な方法を発見出来た。
原理や効果としては、ピックアップの高さを弦に近づける調整に近く、強力磁石は手元に無いけど、今すぐ効果の具合を知りたい方はやってみると良いが、当然ギターの役割のまま、弦に触れる程に近づける事は出来ないし、磁力の影響も、そこがてっぺんだ。
もっとサスティーンを伸ばしたい時に、磁力で弦が引っ張られる事を嫌いピックアップを下げる事が有るが、ノイズが目立つ原因にもなったり、極端な話しで磁力が届かないほど離せば発電が出来ずにアンプからは無音となる。
つまり、イチかゼロの極端ではなく、好みの具合を探りたい時にピックアップと弦を好みの幅に置いたままで、磁力を増やせる側に自由度が格段に上がる手段という訳だ。


以上の事を理解すると、"最も適した" 弦の保管法も芋づる式に出て来ます。
(密閉保管の場合は除湿剤と共に、無い場合は風通し良く、昼夜で温度変化が薄く、湿度も低い場所にて)
強力磁石と共に保管して、あらかじめ弦を磁石化しておく事です。
なのでチタン弦とか、あり得ないのは当然なんですね。

鉄弦
 あしからず。

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