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文明誕生の歩みと哲学から天文、古典的科学と現代物理への進展史

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史実  コペルニクス  ケプラー  ガリレオ  ニュートン  マクスウェル  アインシュタイン  ホーキング  Black Hole  光について  統一理論  量子コンピューター  情報処理  オイラー  フェルマー  誕生|永眠

 

・年・内 容名 称タグ解 説
補 足、 MEMO

35万 ~ 2万4千年程前ネアンデルタール人
(旧人) が生息
ドイツ
イスラエル
ジブラルタル
ギリシャ
ロシア
アジア
ホモ エレクトス、ホモ エルガステル、ホモ ネアンデルターレンシス、ホモ ハイデルベルゲンシス、ホモ ローデシエンシスら旧人が、各地域で生息、その後氷河期の気候変動等によりホモ エレクトスが途絶え、ネアンデルタール人が最後まで残っていた。身長は1.6m程。狩猟は荒っぽく、植物は副食にすぎなかった様だ。各種間の関わりは弱目とされ、100万人程度のホモ属が広く分布していた。ネアンデルタール人の脳は現代人より若干大きく、背が低めで毛深い。マンモス、サイ、牛、トナカイ、等を食料とした。最初の墓、最古の笛文化が有った。言葉を話す我々と同の喉構造をしていた。

前2650年頃階段ピラミッド建造エジプトジェセル王による。

前2550年頃ギザの3大ピラミッドを建造
<建築者はイムホテップで医学にも長けていた>
エジプト宗教,
技術
クフ王、カフラー王、メンカウラー王による。人類滅亡後も未管理で数千年は残る5つと無い希少建築物の1つと言われるが、スフィンクスは風化する。当時約4千年間、世界最高の建築物で、 考古学上初めて人類を神(ファラオ)とみなし永遠を望んだ王の墓。個人の魂は太陽神ラーに沿うと信じた。

前495年頃ピタゴラスの定理の証明
平方数、立方数 を発見
数学に証明の概念を導入し 規則性を発見
ピタゴラス
Pythagoras
数学,
哲学
千年程前からバビロニアその他で知られた三平方の定理を古代ギリシャのピタゴラス学派が不変的に正しい事を“証明”した。哲学に数学や法則を持ち込んだ。当初、無理数の存在を否定していた。5種の正多面体、正4面体、正6面体、正8面体、正12面体、正20面体を示した。事象の基本に法則の存在を発見し、理解を深め証明を与えた。宇宙や存在の究極的本質は数(幾何学や比率等) だとし、“真理以外の全ては死ぬ定め”だと説いた。

前563 ~ 前483年頃万物の価値を等しく認識し我対 宇宙の存在原理を悟り、ブッダ (悟った者)とも呼ばれる様になる
空や十二縁起等として説き、 仏教の起源となる
ゴータマ シッダッタ (釈迦)
Gotama Siddhattha ( Śākya )
ゴータマ ブッダ
Buddha (仏陀)
哲学,
宗教
菩提樹の下で、後に仏教として伝わる悟りを開く。自己は非永遠を受け入れ、執着心や強いこだわり、そして自己愛、逆の過度な禁欲や苦行等も同様に、苦しみの根源、因縁となる邪心で、幻想としてしかない。自己は本質的に不完全で、因果の1要素でしかあり得ない、無我である。さらに死は苦や不均等の輪廻からの解脱であると認識する事が、 悟りの道とした。形而上学は幻想に対応し、真理は無いとした。釈迦は輪廻転生と、属する業の履歴も否定し、今の様なお経を唱えた事は無い。後に仏教として、空観、中観、仮観等の各解釈で伝わった。
日本の仏教は、元のインド仏教を中国で漢文翻訳後、日本文化を通して解釈し直し、元の釈迦の教えとは程遠い要素があるとの見方もある。

前427 ~ 前347年頃原子は正多面体とした
現世は本質世界である
“イデア界”の影に過ぎない
プラトン
Platon
哲学私達は生まれつき、イデア界の概念を持っており、出会う対象を認識出来る。現世と、そこでの知識はイデア界の不完全コピーに過ぎないとした。物質と解離する究極本質世界が存在するとし、精神と体は異なる存在だとし、学習とは、イデア界の再確認に過ぎないとした。(ソクラテスの生徒)

前350年頃地上の4元素 (土 水 空気 火)
地球が球体な証拠を物理的に示す<同時刻に、同一長さの棒を2本以上、十分な遠方に立て、影の角度や長さの差を観察>
心(魂)や想像力を探究
論理学の‘三段論法’を提示
アリストテレス
Aristotelēs
天文,
哲学
数学、物理学、生物学、論理学、形而上学、四元素説、等々を分類、研究し影響を広げ、宇宙を永遠の存在とし、運動が無なら時間も無。人は本性的に知を欲すると示した。イデア界に対して、犬のイデアが有るとすれば、さらにそれに対する超イデアが必要となり、またそれに対する超々イデアも無限に必要となる様な仮定だと示し必要ないとした。古代エジプトの冶金術から「錬金術」が始まり、古代ギリシャのアレキサンドリアで広まり、金や賢者の石、不老不死の霊薬は出来なかったが、原子の概念や、その他多様な発見をもたらし、ニュートンの時代まで続いた。
アリストテレスは真空を否定し、“エーテル”を説いた。後にカトリック教会もこれを支持していた。

前332 ~ 前265年頃人生は自由意志と共にあるキティウムのゼノン哲学善人や富みに生きる事を、強制されていない。あらゆる選択で、自然と調和と共にあるとした。後に、ニュートン等の古典物理と量子論等の現代物理(決定論と確率論) の間で論点となる。

前160年頃約1000個の星の位置を記録
地球対太陽間の距離を計算
ヒッパルコス
Hipparkhos
天文恒星を1から6等星までの6段階に分けた。若干形を変えた視等級を現在も使用。1年の長さを6.5分程の誤差で測定し、数世紀前の記録と比べる事で、自転軸の変化に気いた。春夏秋冬の各期間が、均等で無い事を発見し、地球が太陽軌道の中心に無いと気付いた。
これら実績から球面3角法の原理が産まれ、角度の単位“度”が受け入れられた。

前4年 ~ 後28年神の子で 救世主イエス キリスト
Jesus Christ
宗教ユダヤで生誕。キリスト教、メシアとして、神の福音(ゴスペル) を説き、人間の罪の救済のため十字架にかけられ、復活したものとして信者が集まる様になり、正教会、カトリック教会、プロテスタント、等々の教派に分かれて信仰される様に。西暦とは、キリストが産まれたとされる年の翌年を紀元とするが、4年ズレている紀年法で、最も広く使われている。
キリスト教は救われの、仏教は自らの悟の宗教との見方もある。

150年以降
(2世紀)
全13巻の主著“アルマゲスト” で天動説のまとめや観測、天球 (球状の天上)で 48の星座分けたクラウディオス プトレマイオス
Claudius Ptolemaeus
天文,
数学
アリストテレス等々、以前の天文学を数学的に体系付けた。同心円状にバネを延ばした様な、逆行を含む複雑な惑星軌道の天動説(地球中心説) を周転円を用い説明した。千年以上、十数世紀の間、標準的解釈として、また原本が失われた引用を多く含むため、数学者の情報源としても受け入れられた。

354 ~ 430年頃悪の起源は 神ではないアウレリウス アウグスティヌス
Aurelius Augustinus
宗教,
哲学
神が‘全善全知全能’な場合、現世の悪や病気、天災の存在がおかしくなる。ゆえに現世の悪は欠落で、そうする他無かったとした。(消極的起源でも無い?)人類の世を、全能はWinWinの関係性に限定出来たのか?少なくとも現世は理性の自由選択を重視し、悪がある事で、相対的に善が、それとなる。

480 ~ 525年頃私達に自由意思はあり
神は私達の自由選択について、時間を超越して認知している
ボエティウス
Anicius Manlius Torquatus Severinus Boethius
宗教,
哲学
私達の行動が神の知る通りでも、私達には行動すると宣言し、しない自由もある。神には時間の見え方が違だけだとした。私達が神の知る通りにしか行動出来ないなら、そこに自由意志は無いとのアリストテレスの問いに対して。

750年星座の地図を 作成中 国天文

1126 ~ 1198年頃哲学と宗教は両立不可能ではないアヴェロエス
イブン ルシュド
哲学,
宗教
宗教の教えを文字通りとらえるだけでは真理を得られないとし、哲学によって再解釈あるべきとした。

1135 ~ 1204年頃神に属性は無く、正確に定義 出来ないと示したモーセス マイモニデス
モーシェ ベン マイモーン
宗教,
哲学
神は全善で全知全能と言うが不正確で、「創造主」等、神が行った事についてしか語れないと示した。神は、無から事象を創造出来るとした。

1401 ~ 1464年頃神は人類の知る
何にも似ていない
ニコラウス フォン クザーヌス
Nicolaus Cusanus
哲学,
宗教

1510年頃地動説(太陽中心説) 発表ニコラウス コペルニクス天文

1582年グレゴリオ暦(太陽暦)を制定ユリウス暦を改良した。ヨーロッパの一部から。

1600年火炙りの刑にガリレオ ガリレイ (36歳)宗教ジョルダノ ブルーノ、ローマ教皇庁により。

1611年ガリレオ ガリレイ (47歳)
Galileo Galilei
ローマを公式訪問。バチカンに自身の天文学的発見の重要性を説く。(地球中心説否定の証拠も含んだ)リンチェイ アカデミー(山猫学会)に選ばれ入会。
コロンベと水に浮く氷に関する公開討論で勝利。

1614年ガリレオ ガリレイ (50歳)
Galileo Galilei
天文,
宗教
大公妃クリスティーネに観測と教義が矛盾すれば観測と実証が優先されるべきという手紙を送る。聖職者からの最初の反撃はドミニコ会の司祭カッチーニからだった。

1615年ガリレオ ガリレイ (51歳)天文ドミニコ会修道士ロリーニと地動説での論争に。

1616年2月25日
地動説に 宗教裁判にて警告
ガリレオ ガリレイ (52歳)
Galileo Galilei
天文,
宗教
第1回異端審問所審査で、地動説について説く事をヴァチカンのローマ教皇庁検邪聖省から注意コペルニクス著“天体の回転について”の 一般閲覧が ローマ教皇庁より、一時停止となる。

1632 ~ 1677年頃神は “いっさい” だとしたベネディクトゥス スピノザ
(バールーフ デ スピノザ)
宗教,
哲学
自然、物理規則そのもの、万物に神は伴う。汎神論。1676年にライプニッツと対話を交える。後にアインシュタインも、スピノザの神の信仰を公し、人格の有る神様を否定した。

1632年“天文対話”(二大世界体系についての対話)を発表
相対性原理 (ガリレイ変換)
ガリレオ ガリレイ (68歳)
Galileo Galilei
物理,
天文
“慣性系” の運動法則は、地動説においても静止系と同一に成り立つ。等速運動の地球上で、物質が真下に自由落下する。運動法則の静止系との等価性を提示。 後にデカルトが普遍性を示し、ニュートンが慣性の法則として定義。教皇への考慮から、地動説派と天動説派との論争として“天文対話”を発表。 コペルニクスが唱え、ケプラーが発展させた太陽中心説を支持。
8月にイタリアのローマ教皇ウルバヌス8世の怒りをかい印刷と販売が停止。呼び出される。

1633年地動説の間違いを宗教裁判で 誓わされるガリレオ ガリレイ (69歳)
Galileo Galilei
宗教,
天文
第2回異端審問所審査で、ローマ教皇庁検邪聖省から6月22日に終身刑。 直後、トスカーナ大公国ローマ大使館での監視と軟禁に減刑。
そこで詩人や科学者、音楽家達と頻繁に対話した。
シエナのピッコロミーニ大司教宅に身柄を移された後、フィレンツェに行く事を禁じられたが
娘セレステの重病の知らせで、アルチェトリの別荘へ戻ることを監視付きで許される。

1634年ガリレオ ガリレイ (70歳)最愛の長女マリア セレステ死去。誕生時の名はヴィルジニアで、ガリレオが看病。

1637年“方法序説”を公刊
“我思う,ゆえに我あり” と説く、解析幾何学の基礎となる座標系をフェルマーとの文通を交え新たに定義し、 代数と幾何学を結びつけた
ルネ デカルト
(41歳)
René Descartes
哲学,
数学
第4部で “全てを疑おうとしても、そこに疑問を抱く自分だけは絶対に疑い様が無い”という命題 “我思う、ゆえに我あり” (Cogito ergo sum) を説いた。第5部で、宗教裁判で異端となる懸念で公表を控えていた“世界論”(宇宙論) の内容を略述。全て事象は原理に由来するとし、心臓も機械ポンプだと言った。神を無限な実体として世界の根底に設定、精神と身体という2つの有限を立てた。宇宙を原理構造的に解釈し、新設の解析幾何学の直交座標系(デカルト座標) によって、惑星軌道を幾何的に捕えた。初版は、宗教裁判を恐れ、偽名で発行。
後の近代哲学の起点、科学進展の鍵とされた。

1665 ~ 1666年“驚異の年”
天上の原理と、地上の原理を統一する万有引力等の発見
アイザック ニュートン (22歳)
Sir Isaac Newton
物理,
天文,
数学
腺ペスト流行から休校で2年程ウールスソープに戻り「林檎は落ちるのに月は落ちない。地上と月公転の力学的等価性」の粒子説、プリズム分析(白色光はプリズムの混合色、色とスペクトルの関係)、反射望遠鏡の仕組み発明等の様々な考察と発見。虹色のグラデーションを7色だとしたのも彼。 “リンゴが木から落ちるのを見て万有引力を思いついた”とするのは後に語った事で諸説ある。
後にこの時期が生涯一、数学と自然哲学と発見の絶頂期だったと記している。

1669年アイザック ニュートン (26歳)
Sir Isaac Newton
ケンブリッジ大学(トリニティカレッジ) の特別研究員となった後、一度断った後ルーカス教授職に就任、数学教授になる。その後、自然科学への研究を休ませ、錬金術や聖書、神学の研究をする様になり、三位一体の教義を斥け聖職者に成れず。

1670年“パンセ” 出版(ブレーズ パスカル)
Blaise Pascal
哲学,
宗教
生前、未出版のノートやメモ類を修道院の友人達の整理で死後に出版。 神の存在に対する利益と損失を自身の確率論で説いた“パスカルの賭け”や想像力の不可欠性を説いていた。パンセには「人間は考える葦」「クレオパトラの鼻が低ければ世界はもっと違っていただろう」等格言を含む。

1675年微積分の着想ゴットフリート ヴィルヘルム ライプニッツ (29歳)数学無限小解析学(微積分)と現在も使われる“ライプニッツの記法”をニュートンとは独立に着想。理性の真理と事実の真理があるとし、神は経験不用で全知だが、真理が無限にあるなら、私達は経験によって近づき続けるしか無いと示した。

1696年アイザック ニュートン (53歳)王立造幣局の役人になる。3年後に長官についた。錬金術や聖書に関する研究も行った。

1844 ~ 1900年神は死んだ
人間の生き様とは乗り越えられるべ何かだ
フリードリヒ ニーチェ
Friedrich Wilhelm Nietzsche
哲学,
宗教
キリスト教等で現世は、来世より劣るが、来世がどうあろうと無かろうと、私達は現世で生きている、そこから目をそらしては始まらない。現状の神は、手の付けられない程混乱している。これまで宗教家や哲学者がいだいて来た、高次元の価値を問い直すべきだと示した。

1859年ダーウィンの 進化論
自然選択説 を提唱
チャールズ ロバート ダーウィン
アルフレッド ラッセル ウォレス
適者生存 “種の起原”を発表。DNAの解析と合わせ、現在研究が進行中。

1905 ~ 1980年実存は本質より先立つジャン ポール サルトル
Jean-Paul Charles Aymard Sartre
哲学これまでの哲学は、人間が人間であるための本質があるとして来たが、何よりも先ず産まれてからの事だとし、普遍的で絶対な人間の本質は無いとした。後に、実存主義と呼ばれた。

1992年ガリレオの宗教裁判に謝罪ローマ法王、ヨハネ パウロ2世宗教当時の宗教裁判を、誤りだったと 謝罪した。高エネ研(KEK)森田洋平が日本初のWebを公開。

・年・内 容人 名タグ解 説
補 足、 MEMO


・私の学問の解釈。

辞書よりも個人的に細密な定義を模索。
物理学や哲学、科学的事実と医療的事実、明らかな差異、その解釈と足場等。


学問: あらゆる人、場所、時代で再現可能な知識構造体系。
数学: 数式という原理世界の言語活用と可能性追求と研究。
科学: 反証可能な事象の規則関係や体系的構造原理、その真理、本質を研究する学問。
物理: 自然の物質、現象の本質に対して、客観的観察と実験 データに基づく研究、反証可能な学問。
    特定の領域に対して複数の「科学的に正しい」仮説も有りえて将来、説がくつがえる可能性もある。
化学: 原子や分子、その構造、それらの化学反応や相転移、性質作用を扱う実験的自然科学。
医学: 人体の病気の原理作用の関係構造を研究し、その予防、治療のための研究。
医療: 病気の原因や予防、治療法の明確な解明と安全の割合が、国に認められているものを扱う。

理論物理学: 実験物理から、より根源的力学原理を数学的構造で探求する。実験検証困難なものを含む研究。
哲学: 世界構造や社会構造、あるいは、それらと心や自己との関係構造や、己自身を能動的に考察する学問。
宗教: 宇宙は神等、究極的構造に基づき出来たとする事象の意味付け。心の救済、心的世界信仰。

疑似科学(エセ科学): 科学ではない概念を、その様に提示し降るまう。
宗教的科学解釈: 自然現象は、科学理論に基づいて起きている。
科学的解釈: ある自然現象が、化学原理で成り立つ。天体現象は物理科学で説明出来る領域がある。


辞書のみでなく、自分でそしゃくし要約する事、各々の認識の足場確認も重要だと思ってまとめました。

・有史以前から哲学関係中心の、年表や解説の参考、出典ソースです。