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文明誕生の歩みと哲学から天文、古典的科学と現代物理への進展史

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史実  コペルニクス  ケプラー  ガリレオ  ニュートン  マクスウェル  アインシュタイン  ホーキング  Black Hole  光について  統一理論  量子コンピューター  情報処理  オイラー  フェルマー  誕生|永眠

 

・年・内 容名 称タグ解 説
補 足、 MEMO

240万年程前ホモ・ハビリンスが生息人 類身長1.3m、頭脳がルーシーの2倍、ホモ サピエンスの半分程有った。時折チーターやライオン等の餌ともなった。アウストラロピテクスが祖先種説が有る。
加工道具を使った考古学上、最初の人類。最初のホモ属。旧石器時代の始まり。

180万年程前霊長類のホモ・エレクトス
(人類の祖先、原人) が生息
アフリカ、ケニア当初はピテカントロプス・エレクトスと呼ばれていたが、北京原人、ジャワ原人と呼ばれたものと同等種。頭脳はホモ ハビリンスの1.5倍程。人類の一歩手前。アフリカを出た最初の霊長類。ヤリを使った最初の人類とされる。火を使い始め、焼肉を食し、100人程の集団単位で移住しながらの生活。

150万 ~ 40万年程前火の活用、 コントロールアフリカ、アジア技術50万年前からの10万年で、一般的に広がり、野獣除け利用。移住地を低気温地域へも広げた。ホモ エレクトスやその子系種は、70万年程前イギリスへ、40万年程前にはアジアへ移住した。

35万 ~ 2万4千年程前ネアンデルタール人
(旧人) が生息
ドイツ
イスラエル
ジブラルタル
ギリシャ
ロシア
アジア
ホモ エレクトス、ホモ エルガステル、ホモ ネアンデルターレンシス、ホモ ハイデルベルゲンシス、ホモ ローデシエンシスら旧人が、各地域で生息、その後氷河期の気候変動等によりホモ エレクトスが途絶え、ネアンデルタール人が最後まで残っていた。身長は1.6m程。狩猟は荒っぽく、植物は副食にすぎなかった様だ。各種間の関わりは弱目とされ、100万人程度のホモ属が広く分布していた。ネアンデルタール人の脳は現代人より若干大きく、背が低めで毛深い。マンモス、サイ、牛、トナカイ、等を食料とした。最初の墓、最古の笛文化が有った。言葉を話す我々と同の喉構造をしていた。

19万5千 ~ 7万年程前ホモ・サピエンス (新人) の出現人 類現在まで生き残る、より丈夫な霊長類が出現したが、その総人口は数千人にまでなった。アフリカからコサイン語族、コーカソイド(欧州人、クロマニヨン人)、モンゴロイド(中国人、米国先住民)、アボリジニー(豪州先住民) へ分かれ、各環境毎に変異して行き、より適応し各人種となった。集団生活単位が旧人よりも多く、男が大型な獲物の狩りを、女や子共は小動物や植物をと分業が成立し、多彩な食生活をしていた。人口激減の原因はスマトラ島のトバ火山噴火説でヴュルム氷河期へ、他に伝染病の流行説もある。ネアンデルタール人の絶滅は、ホモ サピエンスが捕食し、食料等を奪って絶滅させた説、劇的気候変動説、新人との混血で吸収された説、弓等の飛び道具を持たず不利だった等がある。
弓矢と投げヤリの発明、首飾り、腕輪等の装飾品の作と活用。

紀元前12万 ~ 前1万4千年頃日本列島の旧石器時代日 本技術台形石器、ナイフ形石器、その他遺跡を1万ヶ所以上を確認。木材も活用した。一定の生活領域を移動しながら採集狩猟生活していたと考えられる。無土器時代、先土器時代ともいう、明確に確かな最古の遺物は4万年程前までが中心で、世界では3万~1万年程前の後期旧石器時代にほぼ相当。

前7万年頃砂岩洞窟内に幾何学的模様の 線刻画南アフリカ数学数の概念、数学の知識に基づいた表記法があった。前提に記録と、非発声的伝達法の芽生えがあった。中期旧石器時代。

前4万年頃かまど利用での火の 高熱調整人 類技術その後、1万6千5百年程前、土器加工が可能となり、最古級の土器が日本で作られる事に繋がった。

前3万5千 ~ 前2万年頃先史時代遺物に、時間を表現しようとした物が有る
生理周期の記録
石器の急速な高度、多様化
アフリカ、
フランス
数学,
言語学
ハンター達は、獣の群の考察のため「1」「2」「多数」「無、ゼロ」の概念を使い数学的知識や天体観測に基づいた測時法があった。古代、記数法は、女性が生理日の記録のめに必要とされた遺物もある。整数や実数の集合、自然数の1要素としてではないものの、“0”の概念はこの時期からあったとも言える。
石器が急速に高度、多様化(理由に言語使用の一般化説)、木や骨製等の釣り針もあった。

前2万年頃
後期旧石器時代
遺物、“イシャンゴの骨”ナイル川源流地域
(コンゴ民主共和国北東部)
数学ヒヒの骨に大小の傷を並べ、最初期の素数列や古代エジプトのかけ算が10進法で記述された様だ。素数には割り算が必要で、最初の理解は紀元前500年の古代ギリシア時代との学者もいて、月の満ち欠けのカレンダー説もある。

前1万4千 ~ 前300年頃縄文時代日 本技術世界最古級の土器が作られ、縄文式土器に発展。廃棄物処理等、竪穴式住居に定住出来る環境がそろい、植物採取が本格化へ。弓矢での狩猟と、貝塚に見られる漁業生活等。土偶もこの時期。打製石器、磨製石器、骨角器などが使用された。
世界では中石器から新石器時代に相当。7万年程前からの最終氷期の終了の反動で7.7℃以上気温下降、100m以上も海面上昇し大陸から離れた。

前5500年頃考古学上最古の文明
シュメール文明の発生
古代メソポタミア技術チグリス川とユーフラテス川の間のオリエントに紀元前9000年頃シュメール人が移住し、ウバイド文化に育った。(文明とは、一定以上の政治体制、文字活用、建築様式、職業分化、貿易、農耕等を有する文化圏の事)社会的断層構造の形成。エジプト文明やインダス文明と交易があった可能性も有る。
考古学的に最古のビールやワインを飲んでいた。

前5500年頃銅の精錬が 始まるバルカン半島、
西アジア
技術銅の融点1083℃を炉で扱った。初期の加工の金属は、銅、金、銀、鉛、 スズと合金も活用。

前3800年頃鉄器の生産が 始まる古代エジプト技術紀元前3万年頃エチオピア、スーダンから移住が始まる。紀元前1万年頃牧畜が、紀元前9千年頃農耕が芽生え、ナイル川にそって発展が始まる。まだピラミッドも無い国家統一前の原始王朝時代。ビールの生産も始まった。
紀元前3500年頃、ワイン生産が始まる。

前3300年頃象形文字ヒエログリフ の確立
シリウス ナイル暦 (太陽暦) を活用
古代エジプト数学古代エジプトで使用の3種の内の1つの文字体系。後に“ロゼッタストーン”発見によって解読が進んだ。
1日を24時間としたのは、エジプト人だとされる。
記録に残る以前の紀元前4241年頃から、毎年のナイル川の増減水の暦、シリウス天文歴が使われ、太陽暦の起源だと言われる。

前3000年頃バビロニア数学、60進法メソポタミア文明、バビロニア数学粘土版が数百枚発掘、60進法を用い天文学が発展簡易な分数表記も可能で、少数の概念もあった。“0”の概念は無かった。ギリシャ数学に影響を与えた説がある。後世の時間や角度単位に影響。

前3000 ~ 前2600年頃古代インド数学の 最古の史料インダス文明数学10進法による重量、距離の計量法、精密な定規、貝製コンパス、貝製の天球計測器等、様々な数学用具の活用。 数学的比率、幾何学的形態の活用。紀元前7000年頃からインダス川にそって文化、文明が育って行った。
円周率の値を知っていた説もある。

前2650年頃階段ピラミッド建造エジプトジェセル王による。

前2550年頃ギザの3大ピラミッドを建造
<建築者はイムホテップで医学にも長けていた>
エジプト宗教,
技術
クフ王、カフラー王、メンカウラー王による。人類滅亡後も未管理で数千年は残る5つと無い希少建築物の1つと言われるが、スフィンクスは風化する。当時約4千年間、世界最高の建築物で、 考古学上初めて人類を神(ファラオ)とみなし永遠を望んだ王の墓。個人の魂は太陽神ラーに沿うと信じた。

前2500年頃考古学上最古の戦車メソポタミア文明技術野生のロバが車を引いた。

前2000年頃製鉄の技術が広まる中 国技術耐火レンガの溶鉱炉で1535℃の融点に対応。

前1274年頃記録に残る最古の戦争エジプトヒッタイト帝国と対2万人規模の戦いで勝利し、紀元前1270年頃に記録上最古の平和条約を結んだ。後のラムセス2世のネフェルタリ妃の豪華な墓場には、考古学上最古の愛の詩が残っており、男女の扱いの平等性を示している。

前600年頃有史上 最古の地図メソポタミア文明ヘロドトスの地図が描かれる。バビロニア人による。

前300年頃地図に経度を 導入メッサ の ディカエアルコス

前230年初期の歯車機構中 国技術青銅の40歯の歯車

132年最初の地震計 を発明張衡(ちょうこう)中国で遠方の地震を感知し、その方角を示した。

800年頃火薬の発見中 国化学富士山が噴火。

600 ~ 1200年頃縦型羽の風力を動力に変換ペルシアの
シスタン地方
技術木の箱形風車(ポストミル) で風力を、穀物を粉にする等の機構に使われた、人力以外の動力源。風車機構は直ぐに中国に伝わり、世界中に広まった。その後水力、風力、蒸気、電力と発展した。

1154年最初の機械時計を製作シリアのダマカス技術

1608年オランダ技術ネーデルランド共和国で望遠鏡の発明特許紛争。

1609年(17世紀)自身初の自作天体望遠鏡で 初めて月を 詳細に観測した“星界の報告”を発表ガリレオ ガリレイ (45歳)
Galileo Galilei
天文,
技術
オランダで発明の望遠鏡を改良し、史上初の(10倍、そして20倍に作り替えた)天体望遠鏡による観測の詳細な報告。 月の非真球性、凹凸を発見。ガリレオの天体望遠鏡が世界初なのではなく、そを使った詳細な記録が史上初。
地動説の支持。 1610年とのソースもある。

1624年観測用に顕微鏡を改良し 作成ガリレオ ガリレイ (60歳)技術オランダにて発明の顕微鏡を大改良、昆虫を観察。ウルバヌス8世に呈示した。

1640年手回し式計算機 パスカリーヌ (歯車式演算装置)を作成し父親に授けたブレーズ パスカル (17歳)
Blaise Pascal
技術原理的に計算機の可能性を実証しコンピューターの概念を多数導入、その後の計算機の発展に大きな影響を与えた。史上初の機械式計算機の構想、設計、製作を行い、1642年に完成し加減算の計算機を発明した。

1643年水銀柱の実験で真空を発見エヴァンジェリスタ トリチェリ
Evangelista Torricelli
1641年からガリレオの弟子となる。1608年10月15日誕生、水銀気圧計の発明者。

1655年土星の衛星タイタンを発見クリスティアーン ホイヘンス (26歳) 天文50倍の自作望遠鏡で土星の衛星タイタンを発見。

1656年土星の環が環状な事を発見
オリオン大星雲の独立発見と初スケッチを残した
クリスティアーン ホイヘンス (27歳)
Christiaan Huygens
天文当時兄と、対物レンズと接眼レンズが大きく離れ鏡筒が無い(100倍の) 空気望遠鏡を発明の説がある。12月25日、初めての機械式の振り子時計を実際に製作。(または1657年のソースも)
ハレーが、ロンドンのハッガーストンで誕生。

1660年フックの法則を発見ロバート フック (25歳)物理弾性のあるバネの伸びに対して張力が比例する特性。後のゼンマイバネの開発につながる。

1662年合馬車(馬車の共有) “5ソルの馬車”の仕組みを発明ブレーズ パスカル (39歳)
Blaise Pascal
技術現在のタクシーやバスにあたる 5ソルの馬車を使いパリで創業し初の公共交通機関となる。体調が悪化し死去。
下記、1670年に“パンセ”を出版。

1668年新方式の‘反射望遠鏡’を製作アイザック ニュートン (25歳)
Sir Isaac Newton
天文,
技術
発明者ジェームス グレゴリーの方式を改した。ニュートン式反射望遠鏡と呼ばれ、30倍だった。
1671年に王立協会へ献呈した。

1675年火薬を使った往復型エンジンを発明クリスティアーン ホイヘンス (46歳)
Christiaan Huygens
技術“(色収差が) 補正された望遠鏡”についてを発刊する。空気望遠鏡を解説。初の実用的な機械時計で、進み具合を調節出来るヒゲゼンマイのテンプ時計を制する。

1705年“彗星天文学概論”を発表エドモンド ハレー (48歳)
Edmond Halley
天文ハレー彗星の軌道で、ケプラーなどが観測した1456年、1531年、1607年、1682年に現れた彗星は同一の天体で、後の1758年に回帰することを予言。ハレー彗星は、惑星以外で、太陽系を公転する天体の初めての確認となり、ニュートン力学の証明となった。

1716年地球と太陽間距離(天文単位) の高精度の求め方エドモンド ハレー (59歳)
Edmond Halley
天文金星の日面通過時に各観測地点での開始、終了時刻の差を用い地球と太陽間の距離 (天文単位) をだす。1761年および1769年に実際の観測が行われた。

1718年恒星の固有運動を発見エドモンド ハレー (61歳)
Edmond Halley
天文恒星の位置測定データを古代ギリシャの観測記録との比較で、不動とみられていた恒星の運動を発見。恒星間の距離が無限で無い事を提示。

・年・内 容人 名タグ解 説
補 足、 MEMO

1803年初の“二重スリット実験” を行うトマス ヤング量子初の二重スリット実験によっての波動性を示す。の干渉縞を再発見した。

1821年
(19世紀)
磁気が羅針盤を回す逆の現象、電磁気回転を実証マイケル ファラデー
Michael Faraday
電磁気実験により、後のモーターとなる電動機の原理を導き、電気から初めて動力を生み出した。1791年 ファラデー、ロンドンで誕生。
19世紀で最も傑出した実験家となって行く。

1831年電磁誘導 を発見マイケル ファラデー
Michael Faraday
電磁気動く磁石が電流を誘導する事に気付く。変圧器やダイナモの基礎に。発電機、電気磁石の原理を導く。ファラデーは、正規教育の大半を受けなかった。
当年、ジェームズ クラーク マクスウェル誕生。

1832年電気化学の法則を定式化マイケル ファラデー

1835年電気自動車を 発明ロバート アンダーソン技術

1845年偏光現象と磁場の影響 を発見マイケル ファラデー電磁気偏光が磁場に影響を与える関係性を観測。幾度の実験の末、電気と磁気との関係を導く。

1848年絶対零度を発見ウィリアム トムソン熱力学絶対温度目盛を導入。

1855年初めて真空管を作成ハインリヒ ガイスラー技術

1861年論文 “物理的な力線について” を発表し、 は電磁気と 双対的な事象の側面 と総括ジェームズ クラーク マクスウェル
James Clerk Maxwell
物理,
電磁気
エーテルに渦流が満たし、間の小さな歯車的構造が力線に沿い整列した力学モデルを提案し、正確なアンペールの法則を初めて導く。さらにエーテルを弾性体とし、電気と磁気の相互作用の波の伝播速度を光速度と導き、光と電磁気は双対的だと導いた。当時、実験検証の無い要素も合わせ、理論を組み上げた。
光の三原色の各フィルター別の写真を重ね、史上初のカラー写真の撮影にマクスウェルが成功。
1867年に、ファラデー永眠。

1865年論文 “電磁場の 動的理論”で
“マクスウェルの方程式”を発表
ジェームズ クラーク マクスウェル
James Clerk Maxwell
電磁気,
物理
電磁気に関する3つ目の論文で電磁波という用語を使い、電気と磁気と運動の相関を説いた。ここでは、エーテル、渦流、歯車等の未観測の要素を取り省き、ラグランジュ力学(最小作用の原理)で記述された。

1873年電気磁気論の 総括を出版
4つの方程式 を提唱
“マクスウェルの悪魔”を提示
ジェームズ クラーク マクスウェル
James Clerk Maxwell
電磁気,
熱力学
クラウジウスが提唱した熱力学の第二法則、“エントロピーの増大”に対する疑問、減少可能なパラドックスを示した思考実験“マクスウェルの悪魔”を提唱。均一温度の並ぶ2部屋に横断する小穴の扉が有り 高速運動粒子が来た時のみ扉を開ける悪魔が、物理的運動なしに、片側の温度を下げ続ける思考実験。

1881年“マイケルソン・モーリーの実験”を数度行い始めるアルバート マイケルソン
エドワード ウィリアムズ モーリー
物理地球の自公転に対する角度や、観測者の運動状態等によらず変化の無い光速度不変の原理を導く。例外的に光速度には、ニュートンの運動方程式が通らないかの様な計測結果を、幾度の実験が示した。

1887年誘導電流機の特許をとるニコラ テスラ技術当年、ダンロップが空気入りゴムタイヤを開発。

1890年パンチカードシステム導入ハーマン ホレリス技術パンチカード式統計機械を国勢調査に利用。歯車式に代わり、電気信号を計算機を 初利用。

1895年真空管からの陰極線の実験と写真乾板から、X線を発見ヴィルヘルム コンラート レントゲン量子様々な原子と真空管からの陰極線の実験にて、側の写真乾板が感光。陰極線以外の未知の線種を発見。未知を示す代数Xを名に当てた。 後の科学文明に広く活用。
当年、マルコーニが無線電信を発明。

・年・内 容人 名タグ解 説
補 足、 MEMO

1902年スタンレー蒸気自動車を生産スタンリー マイヤー技術水を電気分解した酸水素ガスで、エンジンを起動。サットン等が遺伝子のありかは、染色体と示す。

1906年AM方式で、 初の音声通信技術日本初の専用線電話一部設置。日本鉄道 国有化。

1909年原子、分子 の 存在を証明ジャン バティスト ペラン物理ブラウン運動の実験的検証。

1911年超伝導の発見ヘイケ カーメルリング オンネス物理液体ヘリウムで極低温化した水銀で観察。アインシュタインが第1回ソルベイ会議に参加。

1911年原子核の発見
ラザフォードの原子モデル
アーネスト ラザフォード
Ernest Rutherford
核物理ハンス ガイガーと共に、正電荷の球内を負電荷の電子が飛び回る説の検証実験で、原子核を発見。その回りで月の様に周回する電子像を 発表。
ウィルソンが放射線軌道の飛跡観測の霧箱を発明。

1912年X線の実像を 電磁波と実証マックス フォン ラウエ量子細かい波長の電磁波、X線の回折現象を発見。明治天皇死去。 タイタニック号沈没。

1917年光の誘導放出に関する論文アルベルト アインシュタイン量子後にレーザー光の基礎を築く論文を執筆。

1918年ゲージ原理 を提唱ヘルマン クラウス フーゴー ワイ量子標準模型の鍵となる、場の対称性の原理の基軸。この年、ドイツでエニグマ(暗号機) を作成。

1927年“不確定性原理” を発表ヴェルナー ハイゼンベルク量子同時の位置と運動量の厳密測定は‘原理的に不可能’。この年、ガーマーにより電子の波動性を 確認。

1929年観測の結果をまとめ ‘膨張宇宙’ を初めて提示エドウィン パウエル ハッブル
Edwin Powell Hubble
天文ウイルソン山天文台での、セファイド型変光星や銀河のドップラー編移の観測で膨張宇宙を観測。地球から各銀河までの距離に比例した速度で遠ざかっている事を発見。新たな宇宙観へと導いた。

1931年β崩壊時、後にニュートリノと呼ばれる粒子の存在を 予言ヴォルフガング エルンスト パウリ
Wolfgang Ernst Pauli
核物理ベータ崩壊で放出する粒子のうち陽子質量の1%以下の中性微子が、エネルギーを持ち去ると想定。エネルギー保存則と角運動量保存則の保持から。チャンドラセカールが白色矮星の質量上限示す。

1932年中性子の発見ジェームズ チャドウィック核物理電気的に中性な粒子を観測。デヴィッド アンダーソン達が、陽電子を発見

1933年超伝導に関する“マイスナー効果”を発見フリッツ ヴァルター マイスナー
ローベルト オクセンフェルト
物理,
量子
超伝導体に磁場を向けると超伝導体内部の磁界が 0に保たれ、外からの磁場を跳ね返す反磁性的現象。超伝導体に上から近づけた磁石は、隙間を空けて浮く完全反磁性を示す。

1936年計算可能な数について、 決定問題への応用にて
“チューリングマシン”提唱
アラン チューリング
エミール レオン ポスト
熱力学軸が無限に長いテープ上を移動し、情報を読み込み、メモリに記憶、書き込むモデル。計算機の原理構造を数学的に定義した計算模型。ある論理式が回答可能かを事前判別する方法は‘原理的に無い’と提示。
アロンゾ チャーチが、アルゴリズム を定義。

1942年ウランの連鎖反応が可能にエンリコ フェルミ核物理マンハッタン計画の一環の、初の原子炉が稼働。坂田昌一等が、πとμの2中間子説を提示。

1944年抗生物質の発見セルマン ワクスマン医学抗生物質、ストレプトマイシンを発見。アメリカ軍、日本爆撃開始。

1945年世界初の核爆弾実験を行使アメリカ核物理トリニティ実験を実施。その後8月、実際に投下。広島(ウラン)、長崎(プルトニウム) 原爆を投下。

1945 ~ 1946年プルトニウムの臨界量を 測定ダリアン、 スローティン核物理プルトニウムの臨界質量の値を特定。最初の臨界事故の死者2名。(マンハッタン計画)

1947年ラムダ粒子(バリオン)、K中間子(メソン)の観測ブルックヘブン国立研究所核物理以降、新粒子の発見ラッシュに。当年、日本国憲法が施行。
手塚治虫の漫画 “新宝島”を出版。

1948年トランジスタを発明ウィリアム ショックレー
ウォルター ブラッテン
ジョン バーディーン
技術ベル研究所で真空管に代わる増幅素子の開発を指示され、点接触型と接合型トランジスタを研究開発。湯川秀樹が量子の最小単位が体積 0の点でない一定領域な非局所場の理論を提示。空の“素領域場の理論”に進展。
後にループ量子重力理論へ。

1950年ラッセル・アインシュタイン宣言に署名アルベルト アインシュタイン (71歳)アメリカ大統領、トルーマンが水爆製造を指令。
水素爆弾反対の宣言書をつくり、 署名する。
1955年に76歳で永眠。
ここに湯川秀樹も著名。
当年、 海底地図を作製。 朝鮮戦争勃発。

1950年“チューリングテスト”を提示アラン チューリング
Alan Mathison Turing
哲学,
技術
思考実験で、本体を隠した機械と交流し知能を認知した時、そこに“意識”が有ると 言えるかを考察。人の頭脳の原理も未知で、隠した機械と 同等か?
人工知能(AI) を開拓。

1952年ド・ブロイのパラドックスルイ ド ブロイ量子確率解約的、粒子と波動性のパラドックスを示す。アメリカ、初の水素爆弾実験を行う。

1953年炭素の核融合生成に成功フレッド ホイル核物理3個のヘリウム衝突実験。宇宙の炭素起源を提示。生成した原子核の性質を測定した。

1953年ニュートリノを原子炉で発見フレデリック ライネス
クライド コーワン
核物理水分子中の原子核とニュートリノの反応で生じる中性子と陽電子を観測した。 当初、弱い相互作用のみで質量 0と予想でパウリは、観測実現に消極的だったが、 初の成功。

1954年CERN(セルン) 設立スイス、フランス核物理欧州合同素粒子原子核研究機構。サーンとも発音。2008年に、LHC、ATLASを設置。

1956年波動方程式の
“多世界解釈” を提示
ヒュー エヴェレット
Hugh Everett III
量子量子力学を宇宙全体に適応した事で、観測問題の波束の収束が不用な並行世界的決定論な解釈を提示。フレデリック等が、ニュートリノを検出。

1956年“パリティ対称性の破れ” を予想李政道(リー セイドウ)、 楊振寧量子弱い核力で空間対称性(P対称性) が非保存とした。初の商用原子力発電所が、イギリスで 稼働。

1957年超伝導の量子力学的原理
BCS理論を提唱
バーディーン、クーパー
シュリーファー
量子,
物理
電子のペアがボソン化し、集団で最低エネルギとなりボース・アインシュタイン凝縮的状態となる。当年、江崎玲於奈がトンネルダイオード(江崎ダイオード)を発明。

1957年パリティ対称性の破れを実証呉健雄(ウー、ゴ ケンユウ)量子,
核物理
コバルト60のβ崩壊、観測時に検証。最初の人工衛星スプートニク1号にソ連が 成功。

1964年粒子と反粒子に関する
“CP対称性の破れ”を観測
ジェイムズ クローニン
ヴァル ログスドン フィッチ
量子,
核物理
Charge(+- 電荷) Parity(スピン 鏡像) 対称性についてK中間子の崩壊時、寿命の対称性が破れる事象。現シャープがオールトランジスタ、ダイオードの電卓、ソニーがビデオテープレコーダを初発売。

1964年クオークモデルの提唱マレー ゲルマン、ジョージ ツヴァイク、ユヴァル ネーマン量子各独自にハドロン(複合粒子) 内部の素粒子構造としてクォーク模型を提示。当年、BASIC言語のプログラムを初実行。
ピーター ウェア ヒッグスがヒッグス機構 を提示。

1965年ビッグバンの 余熱的
宇宙背景放射(CMB) の発見
アーノ アラン ペンジアス
ロバート ウッドロウ ウィルソン
天文
核物理
アンテナを改造した電波望遠鏡で、全天から 2.7K(絶対温度)のマイクロ波背景放射を観測。当年、レオナード ヘイフリックが異常な細胞が分裂を続けて、癌細胞となる事を 発見。

1967年メタマテリアルの性質に関する論文ヴィクトル ゲオールギエヴィチ ヴェゼラゴ
Виктор Георгиевич Веселаго
物理,
量子
ソヴィエト物理学者がメタマテリアルと呼ぶ人口構造素材がマイクロ波に対して負の屈折率や逆ドップラー効果等の、特殊な光学特性を持てる事を提示。当年、中国初の水爆実験を行使。
初めてガンマ線バーストの天体を核実験監視衛星にて発見。

1968年光触媒(本多・藤島効果) を発見本多健一、藤嶋昭技術,
化学
酸化チタンに紫外線照射で水が酸素と水に分離。1972年にネイチャー誌に発表。

1969年クオークの存在を実証ケンドール、テイラー、フリードマン核物理,
技術
陽子や中性子に、加速器での電子衝突で、内部に不均一な散乱を観測。ペンローズが、特異点は必ず事象の地平面内に隠れて問題にならない、宇宙検閲官仮を示す。

1969年アポロ計画で人類が初めて 月に上陸ニール アームストロング
(エドウィン) バズ オルドリン
技術,
天文
NASAのアポロ11号で月へ。星条旗と反射板、地震計等を設置、レーザーで地球間の距離計測に使用。ドロシー ホジキンがインスリンの構造 を提示。

1974年チャームクオーク
(J/Ψ中間子) を発見
バートン リヒター等
サミュエル ティン等
核物理,
技術
ジェイ/プサイ中間子(チャームクォークと反チャームクォークからなる中間子) を観測。第2世代のクォーク。

1974年ブラックホールを初めて観測マサチューセッツ工科大学天文小ささに比べ、超重力なX線源を、初めて観測。白鳥座 X-1にてX線観測衛星ウフルで発見。

1974年火の玉ビッグバン理論での各元素の存在比率の予言等を示すロバート ワゴナー
ウィリアム ファウラー等
天文,
物理
火の玉ビッグバン理論の予測と、観測の重水素とリチウムの存在率の一致を示す。インドで、初の地下核実験を行使。

1975年タウ粒子を発見パール核物理電子と陽電子の線形衝突型加速器にて。τ粒子、第3世代の荷電レプトン。

1976年カーボンナノチューブの発見遠藤守信技術,
化学
半導体特性と成長モデルの炭素構造 を発見。アルミ半分の軽さ、鋼鉄20倍の強度を保持。

1977年メソンを発見しボトムクオークの存在を確認レオン マックス レーダーマン
山内泰二
核物理,
技術
ボトムクオーク (ウプシロン中間子) を発見。この年、人間のMRIスキャンを初実施。
APPLE-IIを発売。

1979年グルーオンを発見ドイツ電子シンクロトロン研究所核物理“ウォークマン”発売。 WHOが天然痘の 根絶宣言。

1981年量子コンピュータの指数関数的高速性を予想リチャード フィリップス ファインマン量子,
物理
物理現象の真に厳密なシミュレートは、古典的計算機では無理で、量子的計算が必要だと示した。量子計算での問題点や、克復法を考察。
当年、スペースシャトルを初打ち上げ。

1983年HIVウイルス を発見リュック モンタニエ医学AIDS (後天性免疫不全症候群) 感染が世界中に拡大。当年、赤外線天文衛星を打ち上げ。

1987年ニュートリノの検出に成功小柴昌俊、レイモンド デイビス核物理,
技術
カミオカンデで超新星爆発のニュートリノを検出。陽子崩壊観測を目的に建てられたカミオカンデ。

1992年ガリレオの宗教裁判に謝罪ローマ法王、ヨハネ パウロ2世宗教当時の宗教裁判を、誤りだったと 謝罪した。高エネ研(KEK)森田洋平が日本初のWebを公開。

1998年宇宙加速膨張の発見ソール パールマッター
アダム リース
天文,
技術
Ia型超新星の観測により、宇宙項が 0ではない宇宙の加速膨張を発見。重力作用による減速膨張が予測されていた。
当年、 多細胞生物ゲノム初発表。 Google誕生。

2001年
(21世紀)
WMAPの打ち上げ
成果を2003年に発表
NASA天文,
技術
宇宙背景放射の観測が、インフレーション理論と、Black Holeと量子ゆらぎの 理論での予想と一致。ウィルキンソン・マイクロ波異方性探査機。精密な宇宙の年齢、暗黒物質等々値の総合観測。

2003年ペンタクオーク等新粒子 発見中野貴志 等核物理ペンタクオーク等の新粒子をSPring-8等で発見。MV-5ロケットで探査機はやぶさを 打ち上げ。

2006年マイクロ波に対して不可視となる、メタマテリアルの実現デューク大学
ロンドン大学インペリアル ガレッジ
技術従来の光学的常識に反する性質を有するメタマテリアル(その人工素材をマイクロ波が迂回し避ける構造により不可視化する性質)を製造。Metamaterialを使うと、マイクロ波に対してある対称をほぼ隠す事が出来る。将来、可視光に対応するMetamaterialも期待。

2012年不確定性原理の破れの補正を加えた“小澤の不等式”を実験で実証小澤正直量子2003年発表の小澤の不等式での不確定性原理の破れを実証。元々の位置の観測誤差と運動の乱れ、プランク定数の3要素に、位置と運動の量子ゆらぎを追加。

2012年ATLASと CMSが別々に
ヒッグス粒子の発見を発表
CERN の
ATLAS と CMS
核物理,
技術
初発表時にヒッグス場のボソンがATLASでエネルギー値が126GeV、CMSでは119GeVと124GeV付近での確を公開。LHCの加速器にてヒッグスボソンの発見で、標準模型のヒッグス機構を証明。
当年、ボイジャー1号が人工物で初めて 太陽圏を脱出。

・年・内 容人 名タグ解 説
補 足、 MEMO

・数学、情報史関係の、年表や解説の参考、出典ソースです。

             

・物理学史関係の、年表や解説の参考、出典ソースです。