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文明誕生の歩みと哲学から天文、古典的科学と現代物理への進展史
Historical
・年・ | 内 容 | 名 称 | タグ | 解 説 | 補 足、 MEMO |
700万年程前 | 類人猿と人類の間にあたるとさ | アフリカの | 頭頂部のみの発見で、二足歩行が主だったかは不明だが、直立もしていた可能性が高い。 身長1.5m程。脳容量はチンパンジー程。愛称は | チンパンジーと分岐した考古学上最古の霊長類とされるが、それが雌のゴリラの祖先種なのか独自種かは、意見が分かれる。 |
600万年程前 | オロリン・トゥゲネンシス 霊長類が生息 | ケニア | 直立二足歩行していた可能性が高いが、それでも森林に生 | 野菜や果物を主に、時々肉類を食べていた。 |
500万年程前 | ユーラシア大陸と陸続きの 日本列島の形成 | 日 本 | 後に火山の噴火、氷期と間氷期が交互に繰り返す氷河時代に地殻変動、水位変動が起こっていった。 |
400万 ~ 200万年程前 | アウストラロピテクス・アファレンシス (猿人) | アフリカ | 身長は約1.3m、脳容積はホモ サピエンスの35%程。骨格から2足歩行も出来ていた様だ。 | 手の構造から、簡易な道具の使用が出来た様で、260万年程前のナイフの石 |
370万年程前 | 2組の二足歩行の足跡 | タンザニアの | 霊長類と思われる、2組の二足歩行の足跡を残す。 |
320万年程前 | 霊長類、ルーシーが生息 | エチオピア | 身長1.1m、体重29kg程で2足歩行を主としていたと推定されたが、頭骨の容量はチンパンジー程。 | 霊長類がより利口な頭脳を手に入れる事と、二足歩行取得が同時ではなかった事が示された。 |
240万年程前 | ホモ・ハビリンスが生息 | 人 類 | 身長1.3m、頭脳がルーシーの2倍、ホモ サピエンスの半分程有った。時折チーターやライオン等の餌ともなった。 | アウストラロピテクスが祖先種説が有る。 加工道具を使った考古学上、最初の人類。最初のホ |
180万年程前 | 霊長類のホモ・エレクトス (人類の祖先、原人) が生息 | アフリカ、 | 当初はピテカントロプス・エレクトスと呼ばれていたが、北京原人、ジャワ原人と呼ばれたものと同等種。頭脳はホモ ハビリンスの1.5倍程。人類の一歩手前。アフリカを出た最初の霊 | ヤリを使った最初の人類とされる。火を使い始め、焼肉を食し、100人程の集団単位で移住しながらの生 |
150万 ~ 40万年程前 | 火の活用、 | アフリカ、 | 技術 | 50万年前からの10万年で、一般的に広がり、野獣除け利用。移住地を低気温地 | ホモ エレクトスやその子系種は、70万年程前イギリスへ、40万年程前にはアジアへ移住した。 |
35万 ~ 2万4千年程前 | ネアンデルタール人 (旧人) が生息 | ドイツ イスラエル ジブラルタル ギリシャ ロシア アジア | ホモ エレクトス、ホモ エルガステル、ホモ ネアンデルターレンシス、ホモ ハイデルベルゲンシス、ホモ ローデシエンシスら旧人が、各地域で生息、その後氷河期の気候変動等によりホモ エレクトスが途絶え、ネアンデルタール人が最後まで残っていた。身長は1.6m程。狩猟は荒っぽく、植物は副食にすぎなかった様だ。 | 各種間の関わりは弱目とされ、100万人程度のホモ属が広く分布していた。ネアンデルタール人の脳は現代人より若干大きく、背が低めで毛深い。マンモス、サイ、牛、トナカイ、等を食料とした。最初の墓、最古の笛文化が有った。言葉を話す我々と同 |
19万5千 ~ 7万年程前 | ホモ・サピエンス (新人) | 人 類 | 現在まで生き残る、より丈夫な霊長類が出現したが、その総人口は数千人にまでなった。アフリカからコサイン語族、コーカソイド(欧州人、クロマニヨン人)、モンゴロイド(中国人、米国先住民)、アボリジニー(豪州先住民) へ分かれ、各環境毎に変異して行き、より適応し各人種となった。集団生活単位が旧人よりも多く、男が大型な獲物の狩りを、女や子共は小動物や植物をと分業が成立し、多彩な食生活をしていた。 | 人口激減の原因はスマトラ島のトバ火山噴火説でヴュルム氷河期へ、他に伝染病の流行説もある。ネアンデルタール人の絶滅は、ホモ サピエンスが捕食し、食料等を奪って絶滅させた説、劇的気候変動説、新人との混血で吸収された説、弓等の飛び道具を持たず不利だった等がある。 弓矢と投げヤリの発明、首飾り、腕輪等の装飾品の作 |
紀元前12万 ~ 前1万4千年頃 | 日本列島の旧石器時代 | 日 本 | 技術 | 台形石器、ナイフ形石器、その他遺跡を1 | 無土器時代、先土器時代ともいう、明確に確かな最古の遺物は4万年程前までが中心で、世界では3万~1万年程前の後期旧石器時代にほぼ相当。 |
前7万年頃 | 砂岩洞窟内に幾何学的模様の | 南アフリカ | 数学 | 数の概念、数学の知識に基づいた表記法があった。前提に記録と、非発声的伝達法の芽生えがあった。 | 中期旧石器時代。 |
前4万年頃 | かまど利用での火の | 人 類 | 技術 | その後、1万6千5百年程前、土器加工が可能となり、最古級の土器が日本で作られる事に繋がった。 |
前3万年頃 | ショーヴェ洞窟壁画 | フランス | 考古学上最古の動物壁画が多数。 | ネアンデルタール人によるとされる。 |
前2万3千年頃 | ラスコーの壁画 | フランス | クロマニヨン人による洞窟壁画を多 氷河期の気候に対応し、肌が白くなった。 | ホモ ネアンデルターレンシス消滅。 |
前2万2千年頃 | “ヴィレンドルフのヴィーナス”の母性の彫像 | オーストラリア | 実りと多産の象徴“ヴィレンドルフのヴ |
前2万年頃 後期旧石器時代 | 遺物、“イシャンゴの骨” | ナイル川源流地域 (コンゴ民主共和国北東部) | 数学 | ヒヒの骨に大小の傷を並べ、最初期の素数列や古代エジプトのかけ算が10進法で記述された様だ。 | 素数には割り算が必要で、最初の理解は紀元前500年の古代ギリシア時代との学者もいて、月の満ち欠けのカレンダー説もある。 |
前1万4千 ~ 前300年頃 | 縄文時代 | 日 本 | 技術 | 世界最古級の土器が作られ、縄文式土器に発展。廃棄物処理等、竪穴式住居に定住出来る環境がそろい、植物採取が本格化へ。弓矢での狩猟と、貝塚に見られる漁業生活等。土偶もこの時期。 | 打製石器、磨製石器、骨角器などが使用された。 世界では中石器から新石器時代に相当。7 |
前5500年頃 | 考古学上最古の文明 シュメール文明の発生 | 古代メソポタミア | 技術 | チグリス川とユーフラテス川の間のオリエントに紀元前9000年頃シュメール人が移住し、ウバイド文化に育った。(文明とは、一定以上の政治体制、文字活用、建築様式、職業分化、貿易、農耕等を有する文 | 社会的断層構造の形成。エジプト文明やインダス文明と交易があった可能性も有る。 考古学的に最古のビールやワインを飲んでいた。 |
前5500年頃 | 銅の精錬が | バルカン半島、 西アジア | 技術 | 銅の融点1083℃を炉で扱った。 | 初期の加工の金属は、銅、金、銀、鉛、 |
前3800年頃 | 鉄器の生産が | 古代エジプト | 技術 | 紀元前3万年頃エチオピア、スーダンから移住が始まる。紀元前1万年頃牧畜が、紀元前9千年頃農耕が芽生え、ナイル川にそって発展が始まる。 | まだピラミッドも無い国家統一前の原始王朝時代。ビールの生産も始まった。 紀元前3500年頃、ワイン生産が始まる。 |
前3500年頃 | 粘土版に最古級の文字体系、 運送に厚板の車輪の使用 | メソポタミア文明 | 表記文字は突然の誰かの発明ではなく、記号や象形文字から発展し、文字活用が広まっていった。シュメールから有史時代のメソポタミア文明が始まる。 | 銅器の使用等のウルク文化期。自然災害等は神の示し、それ以外の全ては星が決める等、考古学上最古の宗教的信仰を有した。 |
前3300年頃 | 象形文字ヒエログリフ シリウス ナイル暦 (太陽暦) | 古代エジプト | 数学 | 古代エジプトで使用の3種の内の1つの文字体系。後に“ロゼッタストーン”発見によって解読が進んだ。 1日を24時間としたのは、エジプト人だとされる。 | 記録に残る以前の紀元前4241年頃から、毎年のナ |
前2500年頃 | 考古学上最古の戦車 | メソポタミア文明 | 技術 | 野生のロバが車を引いた。 |
前2000年頃 | 製鉄の技術が広まる | 中 国 | 技術 | 耐火レンガの溶鉱炉で1535℃の融点に対 |
前1810 ~ 前1750年頃 | ハンムラビ法典 “疑わしきは罰せず”の | メソポタミア文明 | 古バビロニア王。楔形文字で記述。考古学上2番目に古い法律で“疑わしきは罰せず”の原則を確立。 | “目には目を、歯には歯を”の訳でも有名で倍返し的過剰報復の禁止。有罪が判決されるまでは無罪。強者が弱者を虐げない事等を示した。 |
前1500年頃 | 最古の天文歴の図 | エジプト | 天文 | 1週10日の暦だった事が分かる。 |
前1274年頃 | 記録に残る最古の戦争 | エジプト | ヒッタイト帝国と対2万人規模の戦いで勝利し、紀元前1270年頃に記録上最古の平和条約を結んだ。 | 後のラムセス2世のネフェルタリ妃の豪華な墓場には、考古学上最古の愛の詩が残っており、男女の扱いの平等性を示している。 |
前700年頃 | 最初の医学校の開校 | ギリシャの | 医学 | その300年後ヒポクラテスがイオニアのコス島に医学校を開き、多くの疾病を初記載し、“急性”“慢性”等、現在に通じる医学用語を産み出した。 | ヒポクラテスが紀元前460年~370年頃、原始的な迷信や呪術から、臨床と客観観察の医学へと発展させ “人生は短く、術道は長い”と説いた。 |
前600年頃 | 有史上 | メソポタミア文明 | ヘロドトスの地図が描かれる。 | バビロニア人による。 |
前230年 | 初期の歯車機構 | 中 国 | 技術 | 青銅の40歯の歯車 |
前200年頃 | アラビア数字と10進法 | インド | 数学 | アラビア数字と10進法が現代の原型的型へ進化。 |
132年 | 最初の地震計 | 張衡(ちょうこう) | 中国で遠方の地震を感知し、その方角を示した。 |
150年 | 著書“ゲオグラフィア” | クラウディオス プトレマイオス | 緯経線を使い世界地図を描いた。 |
250 ~ 600年頃 | 古墳時代 | 日 本 | 前方後円墳が築造された。古墳時代末期に倭国から日本国へと国名変更された。 | 248年頃、邪馬台国の卑弥呼死亡。ヤマト王権の統一政権が倭国に確立。大和時代とも呼ばれた。 |
750年 | 星座の地図を | 中 国 | 天文 |
800年頃 | 火薬の発見 | 中 国 | 化学 | 富士山が噴火。 |
800年頃 | 代数と方程式の記号を使った | アル フワーリズミー al-Khuwārizmī | 数学 | ペルシア人数学者が、それまでの文章代数計算から現在の記述法、“+、−、=” 等の記号方程式を確 | “アルゴリズム”はラテン語版の彼の名に由来。インドの“0”を表す記号が中東で使われ始める。 |
1498年 | “最後の晩餐” 完成 | レオナルド ダビンチ | 1452年、イタリア近くのヴィンチ村で誕 |
1503年 | “モナリザ” を描き始める | レオナルド ダビンチ | 1519年、フランスで永眠。 |
1543年 | “ファブリカ” | アンドレアス ヴェサリウス | 医学 | 初の詳細で正確な、人体解剖図と解説を載せた。 | 当時社会的に未容認だった解剖学を進展させた。 |
1582年 | グレゴリオ暦(太陽暦)を制定 | ユリウス暦を改良した。 | ヨーロッパの一部から。 |
1600年 | 関ヶ原の戦い | 日 本 | 10月21日、慶長5年9月15日。 徳川家康の勝利。 |
1603年慶長8年 | 江戸時代 | 日 本 | 3月24日、日本で徳川家康が征夷大将軍に任命されて江戸に幕府を樹立。 | 〜(慶応4年)1868年、江戸城が明治政府軍に明け渡されるまでの265年間の江戸時代。 |
1666年 | ロンドン大火 | イギリス | 中世都市ロンドンの85%が焼失し、教会堂の修復が行われる。翌年木造建築禁止、道幅も規定された。 | この大火により多くのペスト菌が死滅し感染者低減の一因になった説がある。 |
1912年 | X線の実像を | マックス フォン ラウエ | 量子 | 細かい波長の電磁波、X線の回折現象を発 | 明治天皇死去。 タイタニック号沈没。 |
1926年 | 行列力学を提唱 | ヴェルナー ハイゼンベルク Werner Karl Heisenberg | 量子 | 古典的な物理描像を捨て、ハイゼンベルク描像で行列表示した量子論の理論形式。1925年に初公開。 | ハイゼンベルク力学、マトリクス力学 当年、大正天皇死去、昭和と改元。 |
1945 ~ 1946年 | プルトニウムの臨界量を | ダリアン、 スローティン | 核物理 | プルトニウムの臨界質量の値を特定。 | 最初の臨界事故の死者2名。(マンハッタン計画) |
1996年 | 初のクローン羊、ド | ロスリン研究所 | 医学 | スコットランドで初のクローン哺乳類、羊のド | AppleがNeXTを買収し、Steve Jobsが |
2002年 | ウイルスを人工的に初合成 | 医学 | 小泉首相が訪問し、北朝鮮が拉致問題を |
・有史以前から哲学関係中心の、年表や解説の参考、出典ソースです。