◀︎ http://pocket.ebo-shi.com/physics/history/
文明誕生の歩みと哲学から天文、古典的科学と現代物理への進展史

・年・内 容名 称タグ解 説
補 足、 MEMO

700万年程前類人猿と人類の間にあたるとされるサヘラントロプス”が生息アフリカの チャド頭頂部のみの発見で、二足歩行が主だったかは不明だが、直立もしていた可能性が高い。 身長1.5m程。脳容量はチンパンジー程。愛称は トゥーマイ。チンパンジーと分岐した考古学上最古の霊長類とされるが、それが雌のゴリラの祖先種なのか独自種かは、意見が分かれる。

600万年程前オロリン・トゥゲネンシス
霊長類が生息
ケニア直立二足歩行していた可能性が高いが、それでも森林に生息。野菜や果物を主に、時々肉類を食べていた。  脚の骨を発見。

500万年程前ユーラシア大陸と陸続きの
日本列島の形成
日 本後に火山の噴火、氷期と間氷期が交互に繰り返す氷河時代に地殻変動、水位変動が起こっていった。

400万 ~ 200万年程前アウストラロピテクス・アファレンシス (猿人) が生息アフリカ身長は約1.3m、脳容積はホモ サピエンスの35%程。骨格から2足歩行も出来ていた様だ。手の構造から、簡易な道具の使用が出来た様で、260万年程前のナイフの石が発見されている。

370万年程前2組の二足歩行の足跡タンザニアのラエトリ霊長類と思われる、2組の二足歩行の足跡を残す。

320万年程前霊長類、ルーシーが生息エチオピア身長1.1m、体重29kg程で2足歩行を主としていたと推定されたが、頭骨の容量はチンパンジー程。霊長類がより利口な頭脳を手に入れる事と、二足歩行取得が同時ではなかった事が示された。

240万年程前ホモ・ハビリンスが生息人 類身長1.3m、頭脳がルーシーの2倍、ホモ サピエンスの半分程有った。時折チーターやライオン等の餌ともなった。アウストラロピテクスが祖先種説が有る。
加工道具を使った考古学上、最初の人類。最初のホモ属。旧石器時代の始まり。

180万年程前霊長類のホモ・エレクトス
(人類の祖先、原人) が生息
アフリカ、ケニア当初はピテカントロプス・エレクトスと呼ばれていたが、北京原人、ジャワ原人と呼ばれたものと同等種。頭脳はホモ ハビリンスの1.5倍程。人類の一歩手前。アフリカを出た最初の霊長類。ヤリを使った最初の人類とされる。火を使い始め、焼肉を食し、100人程の集団単位で移住しながらの生活。

150万 ~ 40万年程前火の活用、 コントロールアフリカ、アジア技術50万年前からの10万年で、一般的に広がり、野獣除け利用。移住地を低気温地域へも広げた。ホモ エレクトスやその子系種は、70万年程前イギリスへ、40万年程前にはアジアへ移住した。

35万 ~ 2万4千年程前ネアンデルタール人
(旧人) が生息
ドイツ
イスラエル
ジブラルタル
ギリシャ
ロシア
アジア
ホモ エレクトス、ホモ エルガステル、ホモ ネアンデルターレンシス、ホモ ハイデルベルゲンシス、ホモ ローデシエンシスら旧人が、各地域で生息、その後氷河期の気候変動等によりホモ エレクトスが途絶え、ネアンデルタール人が最後まで残っていた。身長は1.6m程。狩猟は荒っぽく、植物は副食にすぎなかった様だ。各種間の関わりは弱目とされ、100万人程度のホモ属が広く分布していた。ネアンデルタール人の脳は現代人より若干大きく、背が低めで毛深い。マンモス、サイ、牛、トナカイ、等を食料とした。最初の墓、最古の笛文化が有った。言葉を話す我々と同の喉構造をしていた。

19万5千 ~ 7万年程前ホモ・サピエンス (新人) の出現人 類現在まで生き残る、より丈夫な霊長類が出現したが、その総人口は数千人にまでなった。アフリカからコサイン語族、コーカソイド(欧州人、クロマニヨン人)、モンゴロイド(中国人、米国先住民)、アボリジニー(豪州先住民) へ分かれ、各環境毎に変異して行き、より適応し各人種となった。集団生活単位が旧人よりも多く、男が大型な獲物の狩りを、女や子共は小動物や植物をと分業が成立し、多彩な食生活をしていた。人口激減の原因はスマトラ島のトバ火山噴火説でヴュルム氷河期へ、他に伝染病の流行説もある。ネアンデルタール人の絶滅は、ホモ サピエンスが捕食し、食料等を奪って絶滅させた説、劇的気候変動説、新人との混血で吸収された説、弓等の飛び道具を持たず不利だった等がある。
弓矢と投げヤリの発明、首飾り、腕輪等の装飾品の作と活用。

紀元前12万 ~ 前1万4千年頃日本列島の旧石器時代日 本技術台形石器、ナイフ形石器、その他遺跡を1万ヶ所以上を確認。木材も活用した。一定の生活領域を移動しながら採集狩猟生活していたと考えられる。無土器時代、先土器時代ともいう、明確に確かな最古の遺物は4万年程前までが中心で、世界では3万~1万年程前の後期旧石器時代にほぼ相当。

前7万年頃砂岩洞窟内に幾何学的模様の 線刻画南アフリカ数学数の概念、数学の知識に基づいた表記法があった。前提に記録と、非発声的伝達法の芽生えがあった。中期旧石器時代。

前4万年頃かまど利用での火の 高熱調整人 類技術その後、1万6千5百年程前、土器加工が可能となり、最古級の土器が日本で作られる事に繋がった。

前3万5千 ~ 前2万年頃先史時代遺物に、時間を表現しようとした物が有る
生理周期の記録
石器の急速な高度、多様化
アフリカ、
フランス
数学,
言語学
ハンター達は、獣の群の考察のため「1」「2」「多数」「無、ゼロ」の概念を使い数学的知識や天体観測に基づいた測時法があった。古代、記数法は、女性が生理日の記録のめに必要とされた遺物もある。整数や実数の集合、自然数の1要素としてではないものの、“0”の概念はこの時期からあったとも言える。
石器が急速に高度、多様化(理由に言語使用の一般化説)、木や骨製等の釣り針もあった。

前3万年頃ショーヴェ洞窟壁画フランス考古学上最古の動物壁画が多数。ネアンデルタール人によるとされる。

前2万3千年頃ラスコーの壁画フランスクロマニヨン人による洞窟壁画を多数。
氷河期の気候に対応し、肌が白くなった。
ホモ ネアンデルターレンシス消滅。

前2万2千年頃“ヴィレンドルフのヴィーナス”の母性の彫像オーストラリア実りと多産の象徴“ヴィレンドルフのヴィーナス”の母性の彫像。

前2万年頃
後期旧石器時代
遺物、“イシャンゴの骨”ナイル川源流地域
(コンゴ民主共和国北東部)
数学ヒヒの骨に大小の傷を並べ、最初期の素数列や古代エジプトのかけ算が10進法で記述された様だ。素数には割り算が必要で、最初の理解は紀元前500年の古代ギリシア時代との学者もいて、月の満ち欠けのカレンダー説もある。

前1万4千 ~ 前300年頃縄文時代日 本技術世界最古級の土器が作られ、縄文式土器に発展。廃棄物処理等、竪穴式住居に定住出来る環境がそろい、植物採取が本格化へ。弓矢での狩猟と、貝塚に見られる漁業生活等。土偶もこの時期。打製石器、磨製石器、骨角器などが使用された。
世界では中石器から新石器時代に相当。7万年程前からの最終氷期の終了の反動で7.7℃以上気温下降、100m以上も海面上昇し大陸から離れた。

前5500年頃考古学上最古の文明
シュメール文明の発生
古代メソポタミア技術チグリス川とユーフラテス川の間のオリエントに紀元前9000年頃シュメール人が移住し、ウバイド文化に育った。(文明とは、一定以上の政治体制、文字活用、建築様式、職業分化、貿易、農耕等を有する文化圏の事)社会的断層構造の形成。エジプト文明やインダス文明と交易があった可能性も有る。
考古学的に最古のビールやワインを飲んでいた。

前5500年頃銅の精錬が 始まるバルカン半島、
西アジア
技術銅の融点1083℃を炉で扱った。初期の加工の金属は、銅、金、銀、鉛、 スズと合金も活用。

前3800年頃鉄器の生産が 始まる古代エジプト技術紀元前3万年頃エチオピア、スーダンから移住が始まる。紀元前1万年頃牧畜が、紀元前9千年頃農耕が芽生え、ナイル川にそって発展が始まる。まだピラミッドも無い国家統一前の原始王朝時代。ビールの生産も始まった。
紀元前3500年頃、ワイン生産が始まる。

前3500年頃粘土版に最古級の文字体系、 楔形文字を本格活用
運送に厚板の車輪の使用
メソポタミア文明表記文字は突然の誰かの発明ではなく、記号や象形文字から発展し、文字活用が広まっていった。シュメールから有史時代のメソポタミア文明が始まる。銅器の使用等のウルク文化期。自然災害等は神の示し、それ以外の全ては星が決める等、考古学上最古の宗教的信仰を有した。

前3300年頃象形文字ヒエログリフ の確立
シリウス ナイル暦 (太陽暦) を活用
古代エジプト数学古代エジプトで使用の3種の内の1つの文字体系。後に“ロゼッタストーン”発見によって解読が進んだ。
1日を24時間としたのは、エジプト人だとされる。
記録に残る以前の紀元前4241年頃から、毎年のナイル川の増減水の暦、シリウス天文歴が使われ、太陽暦の起源だと言われる。

前2500年頃考古学上最古の戦車メソポタミア文明技術野生のロバが車を引いた。

前2000年頃製鉄の技術が広まる中 国技術耐火レンガの溶鉱炉で1535℃の融点に対応。

前1810 ~ 前1750年頃ハンムラビ法典
“疑わしきは罰せず”の 最古級の法律
メソポタミア文明古バビロニア王。楔形文字で記述。考古学上2番目に古い法律で“疑わしきは罰せず”の原則を確立。“目には目を、歯には歯を”の訳でも有名で倍返し的過剰報復の禁止。有罪が判決されるまでは無罪。強者が弱者を虐げない事等を示した。

前1500年頃最古の天文歴の図エジプト天文1週10日の暦だった事が分かる。

前1274年頃記録に残る最古の戦争エジプトヒッタイト帝国と対2万人規模の戦いで勝利し、紀元前1270年頃に記録上最古の平和条約を結んだ。後のラムセス2世のネフェルタリ妃の豪華な墓場には、考古学上最古の愛の詩が残っており、男女の扱いの平等性を示している。

前700年頃最初の医学校の開校ギリシャのクニドス医学その300年後ヒポクラテスがイオニアのコス島に医学校を開き、多くの疾病を初記載し、“急性”“慢性”等、現在に通じる医学用語を産み出した。ヒポクラテスが紀元前460年~370年頃、原始的な迷信や呪術から、臨床と客観観察の医学へと発展させ “人生は短く、術道は長い”と説いた。

前600年頃有史上 最古の地図メソポタミア文明ヘロドトスの地図が描かれる。バビロニア人による。

前230年初期の歯車機構中 国技術青銅の40歯の歯車

前200年頃アラビア数字と10進法インド数学アラビア数字と10進法が現代の原型的型へ進化。

132年最初の地震計 を発明張衡(ちょうこう)中国で遠方の地震を感知し、その方角を示した。

150年著書“ゲオグラフィア”クラウディオス プトレマイオス緯経線を使い世界地図を描いた。

250 ~ 600年頃古墳時代日 本前方後円墳が築造された。古墳時代末期に倭国から日本国へと国名変更された。248年頃、邪馬台国の卑弥呼死亡。ヤマト王権の統一政権が倭国に確立。大和時代とも呼ばれた。

750年星座の地図を 作成中 国天文

800年頃火薬の発見中 国化学富士山が噴火。

800年頃代数と方程式の記号を使った 解記法を創出アル フワーリズミー
al-Khuwārizmī
数学ペルシア人数学者が、それまでの文章代数計算から現在の記述法、“+、−、=” 等の記号方程式を確立。“アルゴリズム”はラテン語版の彼の名に由来。インドの“0”を表す記号が中東で使われ始める。

1498年“最後の晩餐” 完成レオナルド ダビンチ (46歳)1452年、イタリア近くのヴィンチ村で誕生。

1503年“モナリザ” を描き始めるレオナルド ダビンチ (51歳)1519年、フランスで永眠。

1543年“ファブリカ” を出版アンドレアス ヴェサリウス医学初の詳細で正確な、人体解剖図と解説を載せた。当時社会的に未容認だった解剖学を進展させた。

1582年グレゴリオ暦(太陽暦)を制定ユリウス暦を改良した。ヨーロッパの一部から。

1600年関ヶ原の戦い日 本10月21日、慶長5年9月15日。 徳川家康の勝利。

1603年慶長8年江戸時代日 本3月24日、日本で徳川家康が征夷大将軍に任命されて江戸に幕府を樹立。〜(慶応4年)1868年、江戸城が明治政府軍に明け渡されるまでの265年間の江戸時代。

1666年ロンドン大火イギリス中世都市ロンドンの85%が焼失し、教会堂の修復が行われる。翌年木造建築禁止、道幅も規定された。この大火により多くのペスト菌が死滅し感染者低減の一因になった説がある。

1912年X線の実像を 電磁波と実証マックス フォン ラウエ量子細かい波長の電磁波、X線の回折現象を発見。明治天皇死去。 タイタニック号沈没。

1926年行列力学を提唱ヴェルナー ハイゼンベルク
Werner Karl Heisenberg
量子古典的な物理描像を捨て、ハイゼンベルク描像で行列表示した量子論の理論形式。1925年に初公開。ハイゼンベルク力学、マトリクス力学 とも言う。
当年、大正天皇死去、昭和と改元。

1945 ~ 1946年プルトニウムの臨界量を 測定ダリアン、 スローティン核物理プルトニウムの臨界質量の値を特定。最初の臨界事故の死者2名。(マンハッタン計画)

1977年5つのレプトンファミリーの存在を予想デビッド シュラム
ジェームズ エドワード ガン等
核物理,
天文
原始宇宙のヘリウム存在量とニュートリノの比の関係から、5つのレプトンファミリーの存在を想定。新潟市で、北朝鮮工作員が下校途中の 横田めぐみを拉致。

1996年初のクローン羊、ドリー誕生ロスリン研究所医学スコットランドで初のクローン哺乳類、羊のドリーが産まれる。AppleがNeXTを買収し、Steve Jobsが 復帰。

2002年ウイルスを人工的に初合成医学小泉首相が訪問し、北朝鮮が拉致問題を 認める。

・有史以前から哲学関係中心の、年表や解説の参考、出典ソースです。