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文明誕生の歩みと哲学から天文、古典的科学と現代物理への進展史

・年・内 容名 称タグ解 説
補 足、 MEMO

前3000年頃内経素問(基礎内科)著が登場中 国医学内科の基礎。その後3千年程数々の追記を重ねた。

前700年頃最初の医学校の開校ギリシャのクニドス医学その300年後ヒポクラテスがイオニアのコス島に医学校を開き、多くの疾病を初記載し、“急性”“慢性”等、現在に通じる医学用語を産み出した。ヒポクラテスが紀元前460年~370年頃、原始的な迷信や呪術から、臨床と客観観察の医学へと発展させ “人生は短く、術道は長い”と説いた。

1543年“ファブリカ” を出版アンドレアス ヴェサリウス医学初の詳細で正確な、人体解剖図と解説を載せた。当時社会的に未容認だった解剖学を進展させた。

1624年観測用に顕微鏡を改良し 作成ガリレオ ガリレイ (60歳)技術オランダにて発明の顕微鏡を大改良、昆虫を観察。ウルバヌス8世に呈示した。

1628年心臓による血液循環を発見ウィリアム ハーベイ医学血液の円循環。それまでの学派から反論を呼んだ。卵子と精子による受精生殖説を初提案。

1665年顕微鏡と望遠鏡を使った観察記録 “顕微鏡図譜”を出ロバート フック (30歳)
Robert Hooke
化学生物学の史上初の観察が含まれ、コルクを観察した時の小部屋構造を発見しCell(細胞)と名付けた。後に細胞壁であった事が分かった。この資料で、燃焼と空気の何らかの要素との関係。呼吸と空気の何らかの要素(酸素) との関係も考察し。引力と慣性力に関しても論じた。

1666年ロンドン大火イギリス中世都市ロンドンの85%が焼失し、教会堂の修復が行われる。翌年木造建築禁止、道幅も規定された。この大火により多くのペスト菌が死滅し感染者低減の一因になった説がある。

1665 ~ 1666年“驚異の年”
天上の原理と、地上の原理を統一する万有引力等の発見
アイザック ニュートン (22歳)
Sir Isaac Newton
物理,
天文,
数学
腺ペスト流行から休校で2年程ウールスソープに戻り「林檎は落ちるのに月は落ちない。地上と月公転の力学的等価性」の粒子説、プリズム分析(白色光はプリズムの混合色、色とスペクトルの関係)、反射望遠鏡の仕組み発明等の様々な考察と発見。虹色のグラデーションを7色だとしたのも彼。 “リンゴが木から落ちるのを見て万有引力を思いついた”とするのは後に語った事で諸説ある。
後にこの時期が生涯一、数学と自然哲学と発見の絶頂期だったと記している。

1738年“流体力学” の発行ダニエル ベルヌーイ
Daniel Bernoulli
熱力学空気や水の速い流動になるほど、その部分は低圧力となる。後にオイラーが洗練させる。オイラーが力を定義後、1755年に基礎方程式を導き体系化した。

1796年初めて予防接種を行うエドワード ジェンナー医学天然痘の予防接種の種痘。初のワクチン接種。アレッサン ヴォルタが、初めて電池を製作。

1840年初の硫酸エーテルの 麻酔手術クロウフォード ロング医学少年に硫酸エーテルを使った初の麻酔手術を行う。アヘン戦争勃発、 1842年終結。

1842年体熱は化学的反応によるユストゥス フォン リービッヒ医学

1846年‘麻酔’での初の公開手術を行ウィリアム モートン医学硫酸エーテル使用の麻酔手術。

1859年ダーウィンの 進化論
自然選択説 を提唱
チャールズ ロバート ダーウィン
アルフレッド ラッセル ウォレス
適者生存 “種の起原”を発表。DNAの解析と合わせ、現在研究が進行中。

1859年リーマン予想を発表ゲオルク フリードリヒ ベルンハルト リーマン
Georg Friedrich Bernhard Riemann
数学論文“与えられた数より小さい素数の個数について” 内で発表。簡易に言うと素数に関して、ゼータ関数の非自明な零点が無限に一直線にのみ並ぶと言う。現在でも未解決問題で、ミレニアム懸賞問の一つとなっている。
当年、ルドルフ ウィルヒョーが、細胞病理学を研究。正常に再生せず癌細胞となり増殖する事を示す。

1865年消毒をフェノールで行い 治療ジョゼフ リスター医学初めて少年11歳にフェノールで消毒を行い治療。1866年、論文を発表し消毒方法の採用を 推進。

1865年空気中の微生物が、養分のある水分で発酵させると 実証ルイ パスツール
Louis Pasteur
医学ワイン等の発酵の研究による。
1862年に低温殺菌法の最初の実験を行う。
当年、メンデルの法則を提唱。エンドウ豆の実験から遺伝の法則を発見。遺伝学の誕生へ繋がる。

1870年伝染病の‘細菌’病原説を実証ルイ パスツール、ロベルト コッホ医学近代細菌学の開祖。

1878年細菌を研究ルイ パスツール医学微生物の組織、発酵、腐敗、接触感染 の研究。レンサ球菌、ブドウ球菌の種を特定。

1879年コレラのワクチンを生成ルイ パスツール医学瀕死の菌による予防接種。

1894年ペスト菌を発見イェルサン、北里柴三郎医学アレクサンドル イェルサンと独立に発見。治療につとめた。

1895年真空管からの陰極線の実験と写真乾板から、X線を発見ヴィルヘルム コンラート レントゲン量子様々な原子と真空管からの陰極線の実験にて、側の写真乾板が感光。陰極線以外の未知の線種を発見。未知を示す代数Xを名に当てた。 後の科学文明に広く活用。
当年、マルコーニが無線電信を発明。

1896年ウラン塩から放射線を発見アントワーヌ アンリ ベクレル物理ルイ ブノワが、X線の電離作用を発見。

1897年原子から出る陰極線は低質量な粒子による、電子だと発見サー ジョゼフ ジョン トムソン
Sir Joseph John Thomson
量子真空管の実験で、陽極側に曲がる現象を用い、陰極線の正体は原子自体が含む電子の放出と発見。原子が最小単位でない事を発見。
パウエル エールリッヒが、抗生物質を発見。

・年・内 容人 名タグ解 説
補 足、 MEMO

1900年γ線の発見ポール ヴィラール量子γ線(電磁波) の発見。ラントシュタイナーがABO血液型を発見。

1901年ABO血液型を確立カール ラントシュタイナー医学人類間でも差異のある要素を発見し、種類を特定。謎の事故が耐えなかった輸血を、初めて 安全に。

1902年スタンレー蒸気自動車を生産スタンリー マイヤー技術水を電気分解した酸水素ガスで、エンジンを起動。サットン等が遺伝子のありかは、染色体と示す。

1912年ビタミンの 重要性を発見フレデリック ホプキンズ医学ビタミンと、その役を発見。気象学者ヴェーゲナーが大陸移動説を 提唱。

1919年無意識に絡む “元型論” を提唱カール グスタフ ユング
Carl Gustav Jung
心理学“無意識”を個人的無意識と分けた“集合的無意識”(普遍的無意識)の根本要素、元型の概念を提唱。元型は、神話、民話、昔話、夢等に、人類共通の要素がシンボル的像として表れる。

1923年“自我とエス” を発行ジクムント フロイト心理学自我、衝動、超自我、無意識や抑圧の働きを提示。意識は、無意識の相互作用の結果のみを 知る。

1929年ペニシリン の発見アレクサンダー フレミング医学アオカビから世界初の抗生物質を発見。ニューヨーク株が大暴落、世界恐慌の 引き金に。

1933年遺伝での染色体の役割発見トーマス ハント モーガン医学染色体が遺伝子の担体だと実証。古典遺伝学の発展に貢献。

1944年抗生物質の発見セルマン ワクスマン医学抗生物質、ストレプトマイシンを発見。アメリカ軍、日本爆撃開始。

1945 ~ 1946年プルトニウムの臨界量を 測定ダリアン、 スローティン核物理プルトニウムの臨界質量の値を特定。最初の臨界事故の死者2名。(マンハッタン計画)

1947年π中間子(湯川粒子)の発見パウエル等核物理強い核力を伝達。アンデス山脈で宇宙線を観測。遺伝子組み換え実験が行われる。

1950年最初の臓器移植が行われる医学肝臓の臓器移植を行う。この年、フェルミのパラドックスを提示。

1965年ビッグバンの 余熱的
宇宙背景放射(CMB) の発見
アーノ アラン ペンジアス
ロバート ウッドロウ ウィルソン
天文
核物理
アンテナを改造した電波望遠鏡で、全天から 2.7K(絶対温度)のマイクロ波背景放射を観測。当年、レオナード ヘイフリックが異常な細胞が分裂を続けて、癌細胞となる事を 発見。

1969年アポロ計画で人類が初めて 月に上陸ニール アームストロング
(エドウィン) バズ オルドリン
技術,
天文
NASAのアポロ11号で月へ。星条旗と反射板、地震計等を設置、レーザーで地球間の距離計測に使用。ドロシー ホジキンがインスリンの構造 を提示。

1977年メソンを発見しボトムクオークの存在を確認レオン マックス レーダーマン
山内泰二
核物理,
技術
ボトムクオーク (ウプシロン中間子) を発見。この年、人間のMRIスキャンを初実施。
APPLE-IIを発売。

1979年グルーオンを発見ドイツ電子シンクロトロン研究所核物理“ウォークマン”発売。 WHOが天然痘の 根絶宣言。

1983年HIVウイルス を発見リュック モンタニエ医学AIDS (後天性免疫不全症候群) 感染が世界中に拡大。当年、赤外線天文衛星を打ち上げ。

1985年ヘテロ型 超弦理論を提唱グロス、ウィッテン等量子,
物理
全ての素粒子の存在を導ける超弦理論。日本初のエイズ患者を認定。 テトリス発。

1996年初のクローン羊、ドリー誕生ロスリン研究所医学スコットランドで初のクローン哺乳類、羊のドリーが産まれる。AppleがNeXTを買収し、Steve Jobsが 復帰。

2002年ウイルスを人工的に初合成医学小泉首相が訪問し、北朝鮮が拉致問題を 認める。

2006年iPS細胞の 4遺伝子を特定山中伸弥医学万能細胞が4つの遺伝子を基とする事を特定し、iPS細胞と命名。

・年・内 容人 名タグ解 説
補 足、 MEMO


・私の学問の解釈。

辞書よりも個人的に細密な定義を模索。
物理学や哲学、科学的事実と医療的事実、明らかな差異、その解釈と足場等。


学問: あらゆる人、場所、時代で再現可能な知識構造体系。
数学: 数式という原理世界の言語活用と可能性追求と研究。
科学: 反証可能な事象の規則関係や体系的構造原理、その真理、本質を研究する学問。
物理: 自然の物質、現象の本質に対して、客観的観察と実験 データに基づく研究、反証可能な学問。
    特定の領域に対して複数の「科学的に正しい」仮説も有りえて将来、説がくつがえる可能性もある。
化学: 原子や分子、その構造、それらの化学反応や相転移、性質作用を扱う実験的自然科学。
医学: 人体の病気の原理作用の関係構造を研究し、その予防、治療のための研究。
医療: 病気の原因や予防、治療法の明確な解明と安全の割合が、国に認められているものを扱う。

理論物理学: 実験物理から、より根源的力学原理を数学的構造で探求する。実験検証困難なものを含む研究。
哲学: 世界構造や社会構造、あるいは、それらと心や自己との関係構造や、己自身を能動的に考察する学問。
宗教: 宇宙は神等、究極的構造に基づき出来たとする事象の意味付け。心の救済、心的世界信仰。

疑似科学(エセ科学): 科学ではない概念を、その様に提示し降るまう。
宗教的科学解釈: 自然現象は、科学理論に基づいて起きている。
科学的解釈: ある自然現象が、化学原理で成り立つ。天体現象は物理科学で説明出来る領域がある。


辞書のみでなく、自分でそしゃくし要約する事、各々の認識の足場確認も重要だと思ってまとめました。

・医学史関係の、年表や解説の参考、出典ソースです。